丸橋正幸 × 岡田佐知子 -きらら- 開催中です!
- 制作の現場から
2024.01.17
〒101-0031東京都千代田区東神田1-13-17 森ビル1F
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OPEN 11:30 CLOSE 18:00(最終日17:00)
休廊日は展覧会により異なります
03-6206-0811
2022.09.30
前回に引き続き、ガラス作家の関川葵さんの制作風景をご紹介します。
ある程度形ができたら新しい竿に移し替えます。
これまでに膨らましていたガラスの先端が花瓶の底にあたり、その底に新たに竿をつけて、これまでついていた竿は切り離します。
新しくつけた竿はポンテと言います。
次からの工程で、花瓶の口元を開く際に綺麗な円に広げることがでるように、ポンテは基本的に底の中心に着けます。
ただし、作品によってはあえて中心からずらしてつける時もあります。
竿を付け替えたら、花瓶の口元をよく温めく整えていきます。
この際ジャックという道具で口もとを少しずつ開き、丸く広げていきます。
口元が狙いの形まで広がったら、ポンテからガラスを切り離します。
ポンテを切り離した跡で怪我をすることがないように、バーナーで軽く炙って滑らかにしてから除冷炉に入れます。
熱いガラスを急激に冷ますと割れてしまうため、除冷炉でゆっくりと冷ましていきます。
約一日かけて、 次の日の夕方に冷めたガラスを除冷炉から出すことができます。
徐冷炉から出した作品の形や色を確認して、納得がいけば完成です。
関川さんの一連の制作風景はSAGチャンネルでも御覧いただけます。
関川葵 個展
2022年10月9日(日) ~ 2022年10月15日(土)
12:00~18:30 / 日曜 12:00~18:00 / 月曜休 / 最終日〜17:00迄