丸橋正幸 × 岡田佐知子 -きらら- 開催中です!
- 制作の現場から
2024.01.17
〒101-0031東京都千代田区東神田1-13-17 森ビル1F
Google マップで見る >
OPEN 11:30 CLOSE 18:00(最終日17:00)
休廊日は展覧会により異なります
03-6206-0811
2022.10.14
前回は写真家・谷田梗歌さんが写真を表現手段に選んだ理由、メインのモチーフである氷への思いをご紹介しました。
今回は氷を接写するために愛用している機材をご紹介します。
氷を拡大して撮影するためには様々な機材が必要になります。
三脚の上にはカメラの角度を左右上下にゆっくりスムーズに動かすことができる微動雲台、カメラを前後左右にスライドさせる装置、レンズの位置を一定に保ったままカメラの構図を変えられる回転装置を積み重ね、カメラにはシャッターを押した力でブレが生じないようにする電子レリーズを装着しています。
メカ好きにはたまらないこの堂々とした撮影システムを、谷田さんは旧日本海軍の戦艦になぞらえて「扶桑システム」と呼んでいます。
戦艦扶桑についてはこちらをご覧ください。
詳しくはご本人による説明をご視聴いただけます。
谷田さんが氷を撮影するのに愛用しているレンズは、PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limitedです。
35mmのマイクロレンズは珍しく現在PENTAXしか製造していないそうです。
谷田さんはこのレンズを使うために、それまで愛用していたNikonからカメラ回りをすべてPENTAXに買い換えました。
ボディとレンズの互換性はメーカーによって異なるため、レンズを変えるということは撮影機材を総入れ替えすることに等しいのです。
出費も馬鹿になりませんが、このレンズを使うようになって氷を撮影する効率がかなり上がったとのこと。
さらに拡大した写真を撮影する場合は、レンズとボディの間に焦点距離を1.4倍にできるレンズを追加して装着します。
このレンズの性能についても、実演を交えて動画でご紹介いただいています。
谷田梗歌 展
2022年12月4日(日) ~ 2022年12月10日(土)
12:00~18:30 / 日曜 12:00~18:00 / 月曜休 / 最終日〜17:00迄