丸橋正幸 × 岡田佐知子 -きらら- 開催中です!
- 制作の現場から
2024.01.17
〒101-0031東京都千代田区東神田1-13-17 森ビル1F
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OPEN 11:30 CLOSE 18:00(最終日17:00)
休廊日は展覧会により異なります
03-6206-0811
2022.11.04
2022年12月11日から個展を開催されるガラス作家の持永さんは、粉末状のガラスを型の中で溶かして成形するパート・ド・ヴェールという技法で制作をされています。
今回ご紹介する作品は、ロマネスク様式の教会がモチーフの基となっています。
持永さんが旅先で見た、丘にぽつんと建つ鄙びた石造りの教会と一本の糸杉。
ずっとそこにあるずっと変わらないような風景が、心の奥のほうに残り、随分と時が経ってからふとよみがえって思い出されたといいます。
そんな気持ちの中で何か作れないかな?と、持永さんがつくりはじめたのがガラスの教会でした。
制作は、ぼんやりとしたイメージを具体的な形に落とし込んでいくために、エスキースからはじまります。
エスキースを進めていき、ガラスを溶かす型の元になる原型を製作するための、設計図のようなものも描いていきます。
この設計図を実際のスケールで描いてサイズ出しをすることで、作品の形のイメージをはっきりとさせていきます。
次に設計図に沿って原型を作っていきます。
原型の素材は形やガラスの厚み、⼤きさの違いなどを考えて選びますが、今回はスチレンボードを使って、原型の形を⽴体的に組み⽴てます。
基本的な形を組み⽴てた後に、ワックスや粘土などを使ってガラス表面に現れる⾵合いをプラスしていきます。
持永貞子 展
2022年12月11日(日) ~ 2022年12月17日(土)
12:00~18:30 / 日曜 12:00~18:00 / 月曜休 / 最終日〜17:00迄