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OPEN 11:30  CLOSE 18:00(最終日17:00)
休廊日は展覧会により異なります

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18:00
(最終日17:00)

休廊日は展覧会により異なります

2023年9月17日(日) ~ 2023年9月23日(土)
12:00~18:30 / 日曜 12:00~18:00/水曜休 / 最終日〜17:00迄

伊藤あきえ 個展

ひかりとうたう

「額 百人一首詠題図 左京大夫顕輔」 2023年 295×210×10mm 銅、真鍮、蹴り彫り、緑青仕上げ、錫引き

夜空の輝きを綴る、百人一首の詠み手──伊藤あきえ 展を開催いたします。
伊藤氏は、鍛金技術を駆使し、金属素材の主に真鍮を用いて制作しています。この展覧会では、百人一首を題材にした作品群を展示したします。壁掛け(平面作品)の他に、小物入れとしてもお使いいただける箱シリーズもお披露目いたします。鍛金技術が紡ぎ出す唯一無二の美しい作品たちをぜひご覧ください。

伊藤あきえ氏は、自身の作品制作に没頭する日々の中で、あまり空を見上げる機会がないと語ります。ある夜、家路を歩く彼女の眼差しは、静かな夜空を捉えると同時に、浮かび上がる月に止まりました。悠然と揺れ動くその光景によって、心は束縛から解き放たれたかのような感覚に包まれたと言います。百人一首の中には月が出てくる歌が十二首もあります。この展覧会では、月を読んだ歌を選び、作品にしています。金属素材の美しさと、月光や夜の神秘さを見事に融合させています。優雅な作品と共に、夜空の美しさに触れ、心豊かな時間をお過ごしください。

作家

伊藤あきえ Ito Akie

 

静岡県静岡市生まれ。
1995年東京藝術大学工芸科鍛金専攻卒業。 同大学院美術研究科文化財保存学保存工芸修了。 古墳時代の金工品の復元、技法研究などのプロジェクトなどにも携わる。 現在は鍛金・彫金の技法を用いて、言葉や伝達、変化をテーマに制作活動をおこなっている。

 

1995 東京芸術大学美術学部工芸科鍛金専攻卒業
1997 同大学院美術研究科文化財保存学科工芸専攻修了

 

展示歴

1999  金工小品展(ギャラリー茶楽/東京)

2000  金工小品展(ギャラリー茶楽/東京)

2001  川口の若い息吹 三人展(蔵スペース田島屋/埼玉)

2003 nella Casa展(菓匠寿々木/東京)

2005  初夏のかたち展(大丸東京ギャラリーてん/東京)

2006  秋を彩るかたち・ジュエリーと暮らしの小物展(恵比寿三越/東京)

2007  金属と硝子 二人展(ギャラリー元町/神奈川)

2008  個展SAN-AI GALLERY/東京

2009  伊藤哲恵・持永貞子展-記憶の階層II-(SAN-AIGALLERY/東京)

2010  個展SAN-AI GALLERY/東京

2011  個展SAN-AI GALLERY/東京

2012  個展ギャラリーモーツァルト/東京

2013  個展SAN-AI GALLERY/東京

2014  個展ギャラリーモーツァルト/東京

2015  MONOISM2015(Gallery+PLUS/東京)

2016  第55回日本クラフト展(東京ミッドタウンデザインハブ/東京)

2017  陶と漆と金工と展(桃林堂画廊/東京)

2018  いまからまめさら展(清課堂ギャラリー/京都)

2019  うぶすな展(桃林堂画廊/東京)

2020  個展SAN-AI GALLERY/東京

2021  笠原良子・伊藤あきえ 作品展-秋実る―(新宿髙島屋/東京)

2022  北形慎子・伊藤あきえ 作品展-光夏めく-(新宿髙島屋/東京)

2023  うぶすな展(桃林堂画廊/東京)

ステイトメント

私は昼間、あまり空を見上げることがない。バタバタと自分の目線より下ばかりを見ている。

夜、家に帰る道を歩きながら、空を見上げると、そこには月が浮かんでいた。月の光と空の動きを見ながら少し解放されたような気持ちになった 百人一首の中には月が出てくる歌が十二首もある。和歌は恋だ何だという歌が多いので、夜を表す月の歌が多いのは自然なことかもしれないが、ちょっと多すぎないだろうか。
私も月がもたらす様々な景色を表してみたいと思う。

制作の現場から

SAN-AI GALLERYのブログSAG-repo.で制作中の作品、展示予定の作品などご覧いただけます。

伊藤あきえ 月影に悠を詠む

 

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