2022年11月27日(日) ~ 2022年12月3日(土)
12:00~18:30 / 日曜 12:00~18:00 / 月曜休 / 最終日〜17:00迄
奥田恭子展
witnessing evolution
「#変異-γ2」麻布パネルに水可溶性油彩、墨、顔料、卵黄メディウム/270mm×225mm/2022
奥田恭子展 - witnessing evolution - を開催いたします。
witnessing evolution は、直訳で進化を目の当たりにする。
「等身大の視点をはるかに超えたところで、世界はダイナミックに動いている。」
画面全体で表現する抽象絵画を是非ご高覧ください。
作家
奥田恭子 Kyoko Okuda
1994 武蔵野美術大学大学院造形研究科油絵コース修了
個展
1996 ギャラリーK
1997 ギャラリーQ
1999 Gallery JIN
2008 SAN-AI Gallery
2010 SAN-AI Gallery
2018~2020 SAN-AI Gallery
グループ展
1999 アート公募2000入選
2007 有川通子・奥田恭子展/ セッションハウス
2009 記憶vol,5/SAN-AI Gallery
日中美術交流展 / セッションハウス
2012 数寄和の洋画展 / 数寄和
2013 記憶vol,18 / SAN-AI Gallery
2014 自由展 / Galerie VERGER
2018 fragment / SAN-AI Gallery
2016~2020 日本コラージュ展 / ギャラリーK
2021~2022 美しい時間/ ギャラリーK
2019 風は何色ですか / ギャラリーK
ステイトメント
コロナ禍が世界を覆いつくしてから3年が過ぎようとしている災厄のような初年度から比べると、日常生活をとりもどしつつあるかのようだが、それは人が意識の外へ追いやっただけである 彼らは相変わらずそこにいる
次々に変異し、人類をあざ笑うように生き延び、増殖し、そして潜んでいる
phase transition 「相転移」の状態を今私たちは目撃している
コロナウイルスのすさまじいスピードの進化のみではなく、人間の社会の形態→進化ともいえるのではないだろうか。既存の価値の変質や転換が進み、新たなphaseに適応していく
人類の等身大の視点をはるかに超えたところで、世界はダイナミックに動いている
情報網が張り巡らされ、世界のあらゆるところに行けるようになり、豊かで便利になった現代社会において、都会の中などでこれまで意識せずに暮らしてきた人々も、自然の強大な力を意識せざるを得ない。飛躍的発展を遂げた20~21世紀、自然を圧迫する一方であった人類という存在自体を、ミクロからマクロにいたるまで、見えない世界からの強烈な問いを突き付けられているように思える
今私たちは、あらゆる階層界からのメッセージに耳を傾け、意識を向けなければならないのかもしれない
ここにいる自分や他者という存在が時として不確かなものに思える
私たちもこの世界を構成する一つの点に過ぎないと思うとそれも当然なのか
自分の存在を確かめ、世界に結び付けるために「今現在何が起きているのか、どこへ向かうのか、それを知るためにも見えないものに目を凝らし、自らの感性のフィルターを通し、画面の中に表現してゆく。」