〒101-0031東京都千代田区東神田1-13-17 森ビル1F
Google マップで見る >

OPEN 11:30  CLOSE 18:00(最終日17:00)
休廊日は展覧会により異なります

03-6206-0811

OPEN
11:30
CLOSE
18:00
(最終日17:00)

休廊日は展覧会により異なります

2025年9月28日(日) ~ 2025年10月4日(土)
11:30~18:00 / 月曜休 / 最終日〜17:00迄

池田 萌子 展

まぼろしの光

「こんせき_1」 w250×H300×D250(mm) 陶 2025

池田萌子による個展「まぼろしの光」を開催いたします。

池田は、主に磁土を素材としながら、一部に石膏型を用いた鋳込み技法を取り入れ、独自の手法でオブジェ作品を制作しています。特徴的なのは、釉薬による豊かな色彩とグラデーションで、紫陽花を思わせるような有機的な表現を通して、目に見えない感情や記憶のかけらをかたちにしています。

本展のタイトル「まぼろしの光」は、作家が捉える“現象のあいだの一瞬の光”──それは確かに存在していながら、やがて失われていく「今」という時間の在り方に由来します。池田は、私たちの身体や心が日々変化し続ける中にあっても、どこかに確かに残る“変わらない何か”の存在に着目し、焼き物という不変の素材を通じて、うつろいと持続を同時に映し出そうと試みます。

変化するもの、変わらないもの。その交差点に差し込む光のような作品群を、ぜひご高覧賜りますようお願い申し上げます。

作家

池田 萌子 IKEDA Moeko
2014年多摩美術大学美術学部工芸学科卒業後
2016年より都内の共同アトリエにて、陶作品を制作を行っている。
日用品や身の回りにある物事をモチーフに主に石膏型を用いた鋳込みの技法で制作している。
 

個展
2019 「Maybe you don’t know but 」 SAN-AI GALLERY、東京
2021 「Flowing border」 SAN-AI GALLERY、東京
2022 「Heat behind the eye lid」 SAN-AI GALLERY、東京
2023 「脈打つ岸辺」 SAN-AI GALLERY、東京
2024 「100年後の庭」 SAN-AI GALLERY、東京

グループ展
2012 「Breath」Bank ART Studio NYK-mini Gallert、横浜
2012 シブカル祭。2012 シブカル杯 パルコミュージアム、東京
2014 多摩美術大学工芸学科卒業制作展「Ondo」スパイラルガーデン、東京
2014 「Lost and Found」展 Cafe&Gallery Patina、東京
2017 「Lost and Found展 This is my letter to the world」 akibatamabi21、東京

 

ステイトメント

人の細胞は日々入れ替わっていて、数年経てばほとんど別のもので構成されていて、今の自分は新しい要素で作られている。その一方で大きくかわらないものもある。感情や考え方も日々変わるもの、変わらないものが存在していて、今あること、過去あったこと、はたまた無かったこと、想像や幻のような不確定なものにも影響を受け続けているように感じています。焼き物は土に還りません。だからこそ現象の間の一瞬の光のようなものをとらえて残せないだろうかと感じています。

Page Top