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休廊日は展覧会により異なります

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佐藤牧子 展 2022 “器”という縛り、ろくろ成形

2022.11.01

2022.11.01

陶芸家の佐藤牧子さんが作るプレートやカップは、黄色をベースとしたマットな仕上がりで、さりげなく暮らしを彩る美しくやさしい形をしています。

DM掲載作品

”器”という縛りの中で制作

佐藤さんが陶芸を学んだのは大学時代、オブジェの制作を通してでした。
現在のように器を本格的に作り始めたのは、大学を卒業してしばらくしてからです。

佐藤さんは、もともと全くの縛りの無い中での制作が苦手で、大学では素材の縛りがある工芸科の陶芸を専攻したそうです。
しかし、制作を続けていくうちに、陶芸はとても表現の幅が広く、ご自身にとっては自由すぎる素材であると感じました。

ただ、手を動かす事は好きだったため、”器”という縛りを自分の中に設けて制作を始めた所、しっくりきて今に至っています。

電動ろくろによる成形

作品の制作はベースとなる器の形を作るところから始まります。
そのほとんどは電動ろくろを使って成形します。

佐藤さんの作品の最大の特徴は、なんとも言えないかわいらしい加飾。
その加飾に時間を割くために、佐藤さんは成形の工程をなるべく早く、勢いよく済ませてしまいます。
コップだと2時間で30個くらい作られるのだとか。

電動ロクロを使って勢いよく器の形をつくる

佐藤さんの作品に見られる少し膨らみを帯びた加飾は、化粧土や釉薬を使って施されます。
化粧土というのは、粘土をドロドロに溶かした様なもので、部分的に土の色を変えたい時などに使われる技法です。

化粧土による加飾を見越して、ベースとなる形はなるべくとシンプルにしておきます。

続く

佐藤牧子 展
2022年11月20日(日) ~ 2022年11月26日(土)
12:00~18:30 / 日曜 12:00~18:00 / 月曜休 / 最終日〜17:00迄

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