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休廊日は展覧会により異なります

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(最終日17:00)

休廊日は展覧会により異なります

2025年6月22日(日) ~ 2025年6月28日(土)
11:30~18:00 / 月曜休 / 最終日〜17:00迄

高橋尚吾 初個展

棹さす

「棹さす」H7xD11xW14cm ガラス / ホットワーク 2025年

高橋尚吾 個展を開催いたします。 高橋の作品は、まるで静かな川の水面をのぞき込んでいるような、心を奪 われる透明感と深さを湛えたガラス作品です。湧き水から海へと移ろう水 の流れを、繊細な色彩と独自の技法で表現したその一つひとつは、見る者 の記憶の奥にある「水辺の情景」を呼び覚まします。 光、空気、そして水が重なり合って生まれる一瞬の表情を、ガラスという 静かな素材に映し込んだ作品群は、まさに“時間の流れに棹さす”ように、 心に静かな波紋を広げてくれることでしょう。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

高橋尚吾  TAKAHASHI Shogo
埼玉県出身 多摩美術大学工芸学科ガラスプログラム卒業後、都内のガラス工房に就職。約5年勤め、退職。 現在は退職した工房を借りて制作活動をしています。

218 第58回 日本クラフト展 入選
2019 宙吹き硝子 二人展 (東京)
2021 ギャラリー暮しの工芸 3人展(東京)
2021 北近江サケグラス公募展 (滋賀)
2022 ギャラリー暮しの工芸 3人展(東京)
2022 伊丹国際クラフト展 入選
2023 SICF 24 (東京)
2023 第二回マチエール展 (埼玉)
2024 伊丹国際クラフト展 入選
2024 SICF 25 (東京)
2024 初夏のうつわ展 (東京)
2024 月の見る夢は (東京)
2025 刻まれる時、過ぎ去りし日々 (東京)

ステイトメント
自然の景観は、空気や光、生き物の関わり合いなど、偶発的に起こる現象の重なり合いによって生まれます。 水はその景観を映し込み、その場所、その時々によって異なる表情を映し出します。 湧き水から渓流、川から海へと移ろいでいく姿が、人間の一生を俯瞰しているようで、水の流れを見ていると感慨深い気持ちになります。 独自の技法により生み出したガラスの模様も、色ガラスの種類や混ぜ具合、熱の加減によって、一つ一つが違う表情を浮かび上がらせます。見た人それぞれが記憶にある水辺の景観を感じるような作品を目指しました。 「棹さす」とは、水底を長い棹で押し、船を水流に乗せて勢いをつけるという意味の言葉で、流れに棹さすという慣用句の語源ともなります。初の個展が、皆さまや私自身の時間の流れに棹さすものとなればと、想いを込めて制作しました。

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