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休廊日は展覧会により異なります

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2025年12月7日(日) ~ 2025年12月13日(土)
11:30~18:00 / 月曜休 / 最終日〜17:00迄

谷田梗歌 展

氷の肖像vol.6

「コントラスト#310」900×1030mm 写真(インクジェットプリント) 2025年

谷田梗歌展を開催いたします。 一瞬の姿に自然の循環を見出し、その痕跡を写真として記録するシリーズ〈氷の肖像〉 を継続的に発表してきました。
本展「氷の肖像 vol.6」では、結晶構造や気泡、析出したミネラルなど、凍結の過程に現れる微細な風景を撮影。自然の構造の多様性を可視化します。 氷に内包された時間の層と、消えゆくものの記憶を捉えた作品を是非ごゆっくりご高覧ください。

作家

谷田 梗歌 TANIDA Kohta
1977 年 横浜生まれ。
2002 年 日本大学大学院修了。
2006 年 写真作家として活動開始。
2014 年よりサロン・ドートンヌ会員。
学生時代から氷を撮り続け、「氷の肖像」や「ICE Shadow」などのシリーズで独自の世界を展開している。そのほか、尾道を取材した個展シリーズ「尾道とおり道」、同一のテーマを毎 回異なる視点で捉えなおし作風を変えていく個展シリーズ「境界」などを手がける。 数々の個展に加え、東京、ニューヨーク、パリ、マドリッド、ソウルなどでグループ展やアートフェアに出展。 入賞・入選多数。近年は雑誌にフォトエッセイを連載するなど、活動の幅を広げている。
 
〈略歴〉
2007年「氷幻想」画廊はね(東京都)
2008年「氷の肖像」森岡書店(東京都)
2009年「氷時間」SAN-AI GALLERY +contemporary art(東京都)
2009年「尾道とおり道」ART SPACE はね(東京都)
2009年「ICE Shadow」ART SPACE はね(東京都)
2009年「尾道とおり道」Gallery Cafeプチポワン(広島県)
2010年「Sound of ICE」森岡書店/GALLERY SPACE FACTORY(東京都)
2011年「氷の肖像vol.2」SAN-AI GALLERY +contemporary art(東京都)
2011年「尾道とおり道 vol.2 君に続く坂道」ギャラリー・アートグラフ(東京都)
2012年「尾道とおり道 vol.2 君に続く坂道」Gallery Cafeプチポワン(広島県)
2012年「ICE Shadow vol.2」SAN-AI GALLERY +contemporary art(東京都)
2013年「ICE Shadow vol.3」SAN-AI GALLERY +contemporary art(東京都)
2013年「尾道とおり道vol.3 雨色時間」ギャラリー・アートグラフ(東京都)
2014年「氷の肖像 vol.3」SAN-AI GALLERY +contemporary art(東京都)
2015年「氷の肖像vol.4」ギャラリー・アートグラフ(東京都)
2016年「尾道とおり道vol.4 祀」ギャラリー・アートグラフ(東京都)
2018年「ICE Shadow vol.4」SAN-AI GALLERY +contemporary art(東京都)
2019年「境界」SAN-AI GALLERY +contemporary art(東京都)
2019年「境界 vol.2」SAN-AI GALLERY +contemporary art(東京都)
2020年「境界 vol.3」SAN-AI GALLERY +contemporary art(東京都)
2021年「境界 vol.4」SAN-AI GALLERY +contemporary art(東京都)
2022年「氷とゴールドベルク変奏曲」ギャラリー・スクエア(東京都)ピアノ演奏:柏木薫
2022年「境界 vol.4.1」ギャラリー・アートグラフ(東京都)
2022年「栗駒山と氷」SAN-AI GALLERY +contemporary art(東京都)
2023年「氷の肖像vol.5」ギャラリー檜(東京都)
2023年「氷の世界」神奈川県立相模湖交流センター(神奈川県)
2023年「境界 vol.5」SAN-AI GALLERY +contemporary art(東京都)
2024年「境界 vol.5.1」ギャラリー・アートグラフ(東京都)
2024年「氷幻想 vol.2」GallryAndLinks81(東京都)
2024年「氷幻想 vol.2」山手234番館(神奈川県)
2024年「栗駒山ふたたび」SAN-AI GALLERY +contemporary art(東京都)
2024年「氷幻想 vol.2」山手234番館(神奈川県)
2024年「栗駒山ふたたび」SAN-AI GALLERY +contemporary art(東京都)
2025年「尾道とおり道vol.5 さざめき」ギャラリー・アートグラフ(東京都)
2025年「ICE Shadow vol.5」GallryAndLinks81(東京都)
 
作品所蔵
大阪芸術大学藝術研究所
清里フォトアートミュージアム

 

ステイトメント

水が地球を巡る。その循環における氷というひと時の姿を肖像写真にした「氷の肖像」シリーズによる個展第6弾。

そこには様々な景色が内包されている。結晶構造、気泡、析出したミネラル分、あるいは凍らずに残ったチューブ状の構造。それらは凍る過程の痕跡。循環し変化する自然の姿だ。そしてやがて再び水に還るときの姿も同時に展示される。ここにあるのは、その自然のサイクルの過程を捉えたある種のドキュメンタリーでもあるのだ。

当シリーズでは、天然氷と冷蔵庫製の氷とを並立させ、同等に扱った。天然だろうが人工だろうが、そこに在る景色はひとしく自然が為したものだ。自然のメカニズムの産物に、価値や美しさの優劣はない。

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