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OPEN 11:30  CLOSE 18:00(最終日17:00)
休廊日は展覧会により異なります

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OPEN
11:30
CLOSE
18:00
(最終日17:00)

休廊日は展覧会により異なります

2024年10月27日(日) ~ 2024年11月2日(土)
11:30〜18:00 / 月曜休/最終日 〜17:00

菊川陽子 佐藤賀奈子 ふたり展

菊川陽子 佐藤賀奈子

左:「湖水の森01」菊川陽子 / 右:「long time no see! 11-15-24」佐藤賀奈子

菊川陽子と佐藤賀奈子の二人展を開催いたします。

菊川陽子
菊川陽子は、リトグラフ版画を用いて制作をしています。小さな生き物や植物の形状といった
自然界の一部や土や雨、風の匂い、そして記憶の中に浮かぶ何気ない風景や音をも含んで表現
しています。自然の中に身を置いているかのような感覚を呼び覚ます版画作品です。

佐藤賀奈子
佐藤賀奈子は、銅版画を用いて、言葉では表せない感情を作品に込めています。銅版にインク
を詰め、複数の版を重ねて刷り上げる彼女の作品は、インクが層を成し、時の流れや記憶の蓄
積を象徴します。瞬く間に過ぎ去る今、忘れたくない感情や風景を捕らえ、丁寧に織り上げら
れた作品は深い余韻を残します。

ぜひ、足をお運びいただき、菊川陽子と佐藤賀奈子が織りなす作品をご覧いただきたいと思
います。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

作家

菊川陽子 Yoko Kikukawa

概要神奈川県小田原市出身
多摩美術大学美術学部デザイン科 卒業
日本版画協会 準会員
2005~2024 日本版画協会展 東京都美術館
2006 第16回ART BOX大賞展 ART BOXギャラリー/東京
2007 個展「頭上の植物」ギャラリーなつかbp/東京
   個展「Botanical note」 深川いっぷく/東京
2008 第1回イスタンブール国際版画ビエンナーレ/トルコ
2009 第8回レッセドラ国際小版画展/ブルガリア
   個展「頭上の植物 vol.2」ギャラリーなつかbp/東京
2013 第12回南島原市セミナリヨ版画展/長崎
2014 Visual contents 版画展 SAN-AI GALLERY/日本橋
2015 Visual contents 版画展 リベストギャラリー創/吉祥寺
   M&Y版画展 ギャラリーCERTE/神奈川
2017 Visual contents 版画展 画廊るたん/東京
   M&Y版画展 ギャラリー楽/神奈川
2018 個展「Around here」SAN-AI GALLERY/東京
   M&Y版画展 ギャラリー楽/神奈川
2019 個展「庭宇宙 -niwasora-」SAN-AI GALLERY/東京
   M&Y版画展 ギャラリー檜/東京
2021 「Largo」 SAN-AI GALLERY/東京
2022 個展「風の通り道」SAN-AI GALLERY/東京

 

佐藤賀奈子 Kanako Sato

略歴
1986 宮城県生まれ
2008 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース 版画専攻 卒業
2010 東北芸術工科大学大学院 芸術工学研究科  修了
2010~現在 阿佐ヶ谷美術専門学校 版画工房管理者として勤務
展示歴・出品歴
2012 ピュシス・萌芽する版画家たち(養清堂画廊・東京他巡回)※2013-2019,2021出品
2014 個展「これまで、ここから」(自由が丘もみの木画廊・東京)
2015 3Expressions 東北の蕾 ピュシスより(養清堂画廊・東京)
   FINE ART / UNIVERSITY SELECTION 2015-2016(つくば美術館・茨城)
   アワガミ国際ミニプリント展 (阿波和紙伝統工芸会館・徳島)
2016 「gene.」(自由が丘もみの木画廊・東京)
   Una finestra su Tokyo (ベッリーニ美術館・イタリア)
   版画選抜展 (銀座スルガ台画廊・東京)
2017 個展(ギャラリー檜・東京)
2018 TOHOKU CALLING SMALL WORKS(オリエアートギャラリー・東京)
   個展「春の匂い」(SAN-AI GALLERY・東京)
2019 個展「switching」(ギャラリー檜e・東京)
   ピュシスウエスト5人展2019萌えいづる版画家たち(ワイアートギャラリー・大阪)
2020 ピュシス銅版画展―写すものと映されるもの(CCGA現代グラフィックアートセンター・福島)
   -版4人展- 常田泰由/佐藤賀奈子/手賀彩夏/西平幸太(JINEN GALLERY・東京)
2022 版画選抜展(銀座スルガ台画廊・東京)
2024 「今」展(人形町vision’s・東京)

ステイトメント

菊川陽子 Yoko Kikukawa

日々の暮らしが便利になる中、 四季折々の季節の変化を感じることが薄らいでいるようで 近頃は、やや不便でも自然の中にいると心地よく感じられます。
そんな気持ちで日々を過ごしていると 自然の造形には驚かさせるような発見で満ちていて そのインスピレーションが嬉しくて、 制作へと気持ちが向かうのです。
土や雨、風の匂い、小さな生き物や植物の造形、 記憶の中にある何気なくて印象的な風景の断片、 聞こえてくる音などとを紡ぎ合わせ 見えるもの見えないものをイメージして 1版ごと1枚1枚色を重ねて版画による作品を制作しています。

 

佐藤賀奈子 Kanako Sato

言葉で表せきれない感情を、作品に込めています。
銅版にインクを詰め、紙に刷りとると版の凹凸が紙に刻まれます。それは、過ぎ行く今を形に残す行為だと感じています。
私は、複数の版を重ねて刷って制作しています。刷られたインクは層になり、幾重にも重なり合います。たとえ最初に刷った版が見えなくなっても、それは確実に存在し、影響しています。これは、時の流れや記憶の蓄積にとてもよく似ていて、私の制作に欠かせないものとなっています。過ぎ去った時間や忘れてしまった記憶さえも、今の自分を形成する大切な要素となっているのです。
時は常に流れ、「今」は一瞬で過ぎ去ります。その一瞬を、忘れたくない感情や風景を、収集するように制作しています。

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