2025年3月9日(日) ~ 2025年3月15日(土)
11:30~18:00 / 月曜休 / 最終日〜17:00迄
平丸 陽子 個展
よると夜明け

「遠くの街並み」 65.2×53.0㎝ 綿布に油彩 2024年
平丸陽子の個展を開催いたします。
穏やかで温かく、緩やかな時が流れるような色づかいと繊細な描きが特徴です。心を優しく包み込むようなその世界観は、多くの安らぎを与えます。
今回の個展「よると夜明け」では、夜の静けさから明け方へと移ろうひと時を題材としています。
平丸は、”現象”や”曖昧さ”といった目に見えないものを絵画で描き出すことに魅力を感じ、絵筆を重ねてきました。作品群からは、あかつき、から あけぼの、といった時間の頃合いも、ご覧いただけることでしょう。
静かに揺れ動く色彩の景色を眺めにいらして下さい。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
作家
平丸陽子 HIRAMARU Yoko
東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻研究科修了。
主な個展
「やわらかな風景」(BIOME、兵庫、2024)
「透きとおる風」(SAN-AI GALLERY、東京、2024)
「呼吸 / breath」(WALLS TOKYO、2023)
「色づく頃」(SAN-AI GALLERY、2023)
「たゆたう」(SAN-AI GALLERY、東京、2022)
「香る頃」(WALLS TOKYO、東京、2021)
「color color color」(SAN-AI GALLERY、東京、2021)
「昼の瞬き、夜の輝き」(SAN-AI GALLERY、東京、2020)など。
収蔵
たましん美術館
ステイトメント
今回の展覧会タイトル「よると夜明け」は、暗闇から徐々に明るくなる頃のわずかな時のことですが、展覧会タイトルに「色づく頃」や「香る頃」などの言葉をよく選びます。
どの言葉もかたちの見えない現象で、”頃”は、緩やかな曖昧さを感じる言葉です。
”現象”や”曖昧さ”という、見ること・捉えることのできないかたちを、絵画という画面の中で色彩を用いて表せていくことが絵画にとっての魅力であると思い描いています。