2025年4月13日(日) ~ 2025年4月19日(土)
11:30~18:00 / 月曜休 / 最終日〜17:00迄
中野陽菜 個展
Giving names

「white noon」 410×318mm アクリル、キャンバス 2025年
中野陽菜 個展 を開催いたします。
星が瞬く夜空、木々のざわめき、光と影が織りなす風景。
中野陽菜は、自然の奥深さと対話しながら、目には見えない大いなる存在を描きます。
形は世界を区別し、色彩は調和をもたらす。
私たちが日々触れる自然もまた、明確な輪郭と、覆い隠す曖昧なものの対比によって成り立っています。
その気づきが、彼女の作品に独自の変化を生み、光と影、色と形が響き合う美しい世界を創り出します。
深く澄んだ色彩と、穏やかに広がる世界を、ぜひご覧ください。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
作家
中野陽菜 NAKANO Haruna
展示歴
2019 二人展「僕が見ている風景」 武蔵野美術大学(東京都)
2020 三人展「静かなる日々」 cafe&bar Atari(東京都)
2021 「光の森展 暁のカタチ」白矢アートスペース(東京都)
三人展「ぬくもりとバラード」gallery re:tail(東京都)
2022 「光の森展retelling」白矢アートスペース(東京都)
二人展「絵を描くとき、」 Hifive gallery(埼玉県)
2023 「2022年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展」武蔵野美術大学(東京都)
「Golden Egg Exhibition2023」 SAN-AI GALLERY +contemporary art (東京都)
「三月の0号展」鈴画廊(東京都)
「SQUARE TheDouble15」フリュウ・ギャラリー(東京都)
2024 「光の森展 NICE TO MEET YOU」gallery iro(東京都)
「Gift」フリュウ・ギャラリー(東京都)
「Breath」 SAN-AI GALLERY +contemporary art (東京都)
「日韓台交流展覧会 PRISM.12th. -idea-」(千葉県)
受賞歴
2020 中札内美術村企画公募展『二十歳の輪郭』 求龍堂賞
武蔵野美術大学進級制作展 小林孝亘賞 武蔵野美術大学
2021 武蔵野美術大学 学内コンクール オーディエンス賞 武蔵野美術大学
ステイトメント
澄んだ奥行きのある星空、太陽の動きに合わせて変化し続ける木陰。強い日差しに煌めく木々。この世界と対峙したときに出会う、見えない大きなものを描きたいと思っています。
形は言語のように世界を区別するもの、色彩は全てを等価に扱い統合するもの、と考えられ、その調和について絵画史のなかで検討されてきたと言います。
世界も、自然も、人々も、はっきりしたものと覆うもの、その二つがあるから存在できると気づき、作品が変化していきました。私が画面に形や色を与える描いていくことは、言葉によって世界を認識していく行為と重なるように感じています。
あまりに美しい自然を目の前にした時に、思わず涙してしまうようなことが、自分の絵の前で起ったらいいなと思っているのです。