Now Exhibition           
[2006.9.19-9.27]  会期中無休

Visual contents 4 / <版画>
鎌田真紀・佐藤孝子・古林玲美 展

○今回の展覧会について

  「Visual contents 」と題した版画展は、今回4回目になります。第1回は、

生命や生物をテーマに奥野淑子(小口木版)、小高里枝子(メゾチント)、佐々木環
(リトグラフ)の3人展でした。第2回は「Visual contents 」として6人の作家
(荒谷真澄:木版画/十時宏之:銅版画/殿塚絵里子:銅版画/永井雅人:
銅版画/森勢津美:木版画/吉永晴彦:シルクスクリーン)で開催いたしました。
3回目は4人展(栗本佳典、前澤妙子、小玉裕子、岩佐徹)で開催をしました。
今回で4回目となります。今展では、シルクスクリーン版画作家2名、銅版画作家1名
での展覧会をいたします。版画という同様の形式で、視覚そして心に働きかける
展覧会です。
 visual contents - 視覚の目次。Visualは、視覚の、見るための、視覚による、

<像が>心に描かれたの意。contentsとは、目次の他、本や芸術などの表現する内容、
趣旨の意味です。
 佐藤孝子の作品は、シルクスクリーン版画です。人と人の境に生じる間。

暮らしの中に根付いているものの、非常に曖昧で定義しにくい観念です。
その感覚を確かなものに成すべく空間に差し込むにじんだ光の艶や陰翳の幽玄みか
らイメージを得ます。ドローイング、エンボスにメディウムの刷り。己の手を離れ

た先にある、偶然に身を委ねた無意識かつ意識した必然の質が現われるまで繰り返
します。過去の美と現実の情報を行き交いながら線を探り続ける―今を感じ、自分
自身の問いに答えを求める行為なのかもしれません。このようなテーマで作品を作っ
ています。
 古林玲美は、目に見えない生命の流動性をテーマに制作を続けています。生きて

いるものは絶えず流動し、生まれ変わり死に変わりして留まるところがありません。
生命循環の活動は視覚では確認できない故に、霊的要素から成っているように感じら
れます。しかし、細胞レベルにおいては生命個体が確認していないところでシスティ
マチックに行われています。人間の肉眼では確認できないところでも生命活動は流れ
が滞ることなく永遠に続いています。古林は、銅版画で、生命の循環、目に見えない
細胞の存在を表現します。自身の中にも確実に存在する細胞を考えることでしょう。
各作家約6点、合計30点の作品を展示いたします。

鎌田真紀 kamata maki

<略歴>
1981 宮城県に生まれる
2005 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業 
2006 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻

   版画コース在籍中
<グループ展、他>
2005 第73回日本版画協会展 東京都美術館   
2005 学生版画展 無伴奏ギャラリー/長野
2005 「sprout」 ギャラリー福山
2005 「8」   文房堂ギャラリー 
2006 第74回日本版画協会展 東京都美術館




○佐藤孝子 Sato Takako

1982 東京都出身
2004 武蔵野美術大学油絵学科版画コース卒業
2006 同大学大学院造形研究科

  美術専攻版画コース卒業
2004,2005 全国大学版画展 収蔵賞
2004 exhibit Live[ laiv] 銀座「on the paper 」

            グループ展)
2005 台湾海外交流展
2005 養清堂画廊 シルクスクリーン8 人展
2006 武蔵野美術大学大学院 修了制作展 優秀賞
2006 第74 回日本版画協会展 新人賞




古林玲美

1981 北海道生まれ
2005 第73回日本版画協会展 入選
    東北芸術工科大学2004年度版画作品展

   (銀座東和ギャラリー ・ 銀座)
    東北芸術工科大学洋画コース卒業選抜展

(銀座東和ギャラリー ・ 銀座)
2006 第74回日本版画協会展 入選
個展 
(同大学東京サテライトキャンパス ・ 日本橋)

   東北芸術工科大学大学院修士課程