Exhibition           
[2006.7.18-7.26]  会期中無休

大西明子 展 -Engram-<銅板飾画>

○今回の展覧会について

「銅板飾画」とは学生時代の師が考案してくださった名称で、一般には聞き慣れない言葉だと思います。
この技法を簡単に説明すると、銅をはじめとする金属板の表面に、写真やドローイング等を織りまぜた絵柄を、
腐食によってレリーフ状に固定したものです。つまり、エッチングと同様に、金属板表面を腐食加工し、本来
なら刷りの原版となる金属版(版木)自体を、作品として飾るものと想像していただければ解り易いでしょう。
サブタイトルの-Engram-とは「記憶の痕跡」という意味です。遠い日のおぼろげな記憶、浮かんでは消える
断片化した心象など、今は姿の定まらない光景を、金属板という確固たる物質に刻み、形を与えてみる。これ
ら「記憶のかけら」を手掛りに、過去の様々な出来事が改めて思い出され、それが繋がり重なりながら、さら
に次の姿へと昇華していけば…、そのような願いをこめて制作を続けています。こうして造られた作品は、金
属という素材がもつ耐久性に支えられ、メディアの表面を電気的になぞるだけの危うい「記録」の逆説として、
変え難い「記憶」を長くとどめたいと願う私たちの思いに、永く答えてくれそうな気もするのです。
 作品は、ほとんどがモノクロで、静寂な表現が多く展示されます。点数は大小合わせて30点の展示予定です

○大西明子 略歴

東海大学大学院 芸術学研究科造型芸術専攻修了
1994年 12月 全国大学版画展 出展 (町田国際版画美術館)
1995年 6月 「森永製菓」エンゼルコーナー

    
「エンゼル美術創作作品募集」にて「ミカエル賞」受賞
7月 「東海大学前駅壁画制作」参加
12月 全国大学版画展 出展 (町田国際版画美術館)
1996年 1月 「原辰徳選手引退記念プレート」制作
4月 グループ展出展「3人展-Natural Spirits-」

     
(世田谷美術館区民ギャラリー)
10月 グループ展出展 「『海』同人展」

     
(表参道 ギャラリープロモ・アルテ)
1997年 10月 グループ展出展 「『海』同人展-1」

         
(表参道 ギャラリープロモ・アルテ)
1998年 10月 グループ展出展 「『海』同人展-2」

         
(表参道 ギャラリープロモ・アルテ)
12月 「GROUPさくさく 8と∞(むげんだい)」

          
(KATSUJIフォレストギャラリー)
1999年 7月 個展 (下北沢:ギャラリークラフトスペース)
10月 個展 (山中湖:カフェギャラリーコスタ)
2001年 7月 個展 (下北沢:ギャラリークラフトスペース)
11月 個展 (山中湖:カフェギャラリーコスタ)
2003年 10月 個展 (山中湖:カフェギャラリーコスタ)
2004年 10月 49th CWAJ Print Show-The Associate Show出展(東京アメリカンクラブ玄関ギャラリー)
11月 個展 (銀座:exhibit LIVE)
2006年 5月 個展 (福生:ギャラリー レ・トロワ・アヌー)

■現在、コスタの会同人